世界の果てまでミュージカル!『サウンドオブミュージック』

こんにちは〜(^○^)

おがりなこと小川里菜です。

みなさん、台風は大丈夫でしたでしょうか?
私は入った喫茶店が停電になったうえ、満員電車に揉まれて帰宅したあとペンケースをどこかに落としてしまったことに気づいたのですが、大丈夫です元気です(泣)
 
どうでもいい前置きは置いといて!

私が紹介するコラムのテーマはこちらです!👀


様々な国で製作されたミュージカル映画たちを紹介させていただきます。🌏

そんな記念すべき第一回目は、

“ミュージカル映画の金字塔。”

“不朽の名作。”

「これを紹介せずして、ミュージカル映画を語るな。」

天がそう宣った気がします。
 

アメリカで製作されましたが、物語の舞台は“オーストリアのザルツブルグ”⛰⛰


「ド〜はドーナツのド〜、レ〜はレモンのレ〜」

でおなじみ『ドレミの歌』を生みだしました。


じゃじゃんっっ

なんと旅行中の友達が、本家のポスターに寄せたロケーションとポーズで写真を撮ってきてくれました(歓喜)。✌️✌️

どのくらい本家のものと似ているか気になる方は、是非「サウンドオブミュージック」で検索してください。画像欄の初めの方に出てきます。
 
監督:ロバート・ワイズ
出演:ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、エリノア・パーカー 他
製作国:アメリカ

*あらすじ

 修道女見習いのマリアは、歌が大好きなおてんば娘。ある日、修道院長の勧めで、オーストリア退役海軍トラップ大佐の7人の子供の家庭教師として派遣されることに。だが、マリアが実際に訪れてみると、トラップ大佐は子供達を軍隊のようにしつけていて、まさに「音楽も笑いもない」状態。おまけに、子供達からはひどい嫌がらせを受ける始末。それでもマリアは、「音楽」を通して彼らとの距離を縮めようとするが、、、?
第二次世界大戦前、そしてドイツによってオーストリアが併合される直前の物語。


-------⚠️ここからネタバレ注意!⚠️------

 

*美しい名曲3選


  • 『sixteen going on seventeen(もうすぐ17歳)』
 これは、私が最も好きな曲です。トラップ大佐の長女リーズルと郵便配達員の青年ロルフの恋のデュエット曲。
「まだ16歳で世間知らずなお嬢さんは、17歳の年上の僕が守ってあげよう」「頼れる年上の男性に守って欲しいの」

嗚呼、なんてトキメキあふれる歌、、、💖

海軍の娘で豪邸に住むリーズルと庶民のロルフ。この二人の恋は身分違いで、自由に会うことすら制限されているんです。ロルフがトラップ家に電報を届ける時こそ、二人が会える唯一の時。
このデュエットを歌った時も、リーズルは夕食中の家を抜け出してロルフに会いに行っています。

このシーンでの二人の仲の睦まじさが、物語の後半のシーンをより効果的に演出するんです。


  •  『My Favorite Things(私のお気に入り)』
 ターラッタ、ターラッタ、ターラッタターラ〜♩
 みなさん、このイントロを聴いたことありますか??
 私はあります。

“そうだ京都、行こう”

でおなじみのあのCMです。🌿

実はですね〜この曲調も、元はサウンドオブミュージックの『My Favorite Things』
っていう曲から来てるんですよ。この曲はマリアが来た初日の夜、まだ子供たちと馴染めていなかったなかで、初めて距離を縮めることができた歌です。

バリバリと鳴る雷に怯える子供達に、「自分のお気に入りを想像することで、嫌な気持ちを吹き飛ばそう」という趣旨の歌を歌います。

みなさんも嫌なことがあったら自分のお気に入りを想像してみてくださいね!


  •  『Edelweiss(エーデルワイス)』
 この曲も『ドレミの歌』と同様、多くの人が学校で習ったのではないでしょうか!
これは作中ではトラップ大佐が2回歌うシーンがある、とても切ない気持ちが込められた歌です。
併合される母国オーストリアを思い、オーストリアを象徴する“エーデルワイス”という花に気持ちを乗せて歌う。
これは、1回目歌う時と2回目歌う時では、トラップ大佐の歌う様子が全く違います。オーストリアが、そして自分が置かれている状況が全く違うからです。2回目の『エーデルワイス』を歌うシーンは、トラップ大佐のなんとも言えない表情と声色、そして今までのシーンが全てフラッシュバックしてきて特に涙を誘います。

*配達員の青年ロルフ

 彼は、度々トラップ家に電報を届けに来る郵便配達員の青年です。そして先ほど書いたように、トラップ大佐の長女リーズルの恋人でもあります。なぜ彼を取り上げたかというと

彼は、当時を最もよく表した人物像だと思うからです。


物語の後半で、彼は優しい配達員からナチス派の青年へと変わり、クライマックスの鍵を握ることとなります。実際に、ナチ党は青少年への洗脳に力を入れていたことがあったそうです。(青少年への洗脳-United States Holocaust Memorial Museumより)まさにロルフは、時代の変遷をよく表した人物ですね。
 

 *実話を基にした社会派ミュージカル

これは実在したマリアさんの自伝を基に作られました。このお話は、ほとんどがノンフィクションだったのです。
そして、
<自伝→ミュージカルが舞台で上演→ミュージカル映画として上映>
という順で世間に広まっていきました。舞台化の方が先だったんですね。

第二次世界大戦直前というめまぐるしく移りゆく時代や、オーストリア併合という国民からすれば非常に屈辱的な状況が、トラップ家の名誉や生活、そして恋愛までも左右する。
だがマリアの登場により、“音楽”や音楽を通して取り戻した“家族の絆”が、ボロボロになってしまったトラップ家をかろうじて救う希望となったのです。
作中の出来事は史実として受け止めつつも、音楽に無限の力を感じずにいられない作品です。
 

*最後に

 『サウンドオブミュージック』いかがでしたか?😍
 拙い文章でしたが、少しでもこの作品を魅力的に思っていただけたらとても嬉しいです!

ちなみに次回は、日本で製作されたあのミュージカル映画を紹介する予定です。🌟

日本でもミュージカル映画が作られていたなんて知っていましたか?!お楽しみに✨
それでは、また次回お会いしましょう!

 

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