スケーターマインドを宿せ『ロード・オブ・ドッグタウン』
皆さんお久しぶりです。
第100回記念大会の甲子園も終わってしまい、なんだか夏休み退屈な大竹です。
さらには、大会史上初の逆転サヨナラ満塁ホームランの済美など、
見ごたえありましたね。
ベイスターズファンとしては、ドラフト会議、とても期待しております。
そしてなにより、2020年には東京オリンピックが待っている。
競技に『野球』がカムバックしました。これは待ち遠しい。
また、他のマイナースポーツもいくつか追加種目に選ばれ、楽しみが増しています。
大竹がその中でも一番興味深いのは、
『スケートボード』
『Lords of Dogtown』(ロード・オブ・ドッグタウン)です。
『ロード・オブ・ドッグタウン』
監督 * キャサリン・ハードウィック
出演 * エミール・ハーシュ、ヴィクター・ラサック、ジョン・ロビンソン、ヒース・レジャー 他
前回の『華麗なるギャツビー』とは間反対、
小汚くて、やんちゃで、悪そうで、、、
でも魅力的で、クールで、憧れてしまう、
そんなスケートボーダー達の映画です。
<あらすじ>
1975年、カリフォルニア州ベニスビーチで暮らす幼馴染の高校生達、ステイシー(ジョン・ロビンソン)、トニー(ヴィクター・ラサック)、ジェイ(エミール・ハーシュ)、シド(マイケル・アンガラノ)は、いつもスキップ(ヒース・レジャー)の経営するゼファー(サーフショップ)を拠点にしてサーフィンを楽しんでいました。
ある日、スキップがサーフボードの他にスケートボードを扱い始めると、彼らはスケートボードに夢中になり、「Z-BOYS」を結成します。そしてゼファー(サーフショップ)がスポンサーとなってスケートボードのコンテストに出場し、いざこざはありましたが、最高の成績を残し、一躍有名になった「Z-BOYS」。しかし、他のスポンサーからの引き抜き、仕事、金への執着により「Z-BOYS」は壊滅の危機に。金を取るか、友を取るか、夢を取るか、究極の選択が迫られ…。
クレジットに”BASED ON THE TRUE STORY”とあるように、実話を基にした映画です。
1970年代のアメリカ西海岸ドッグタウンで生まれたスケートカルチャーを世界に知らしめた“Z-BOYS(ジーボーイズ)”の若者達の実話を映画化したもので、
単なる娯楽映画ではなくて、その時代を生きた青年達のドラマがリアルに描かれており、ファッションだけでなく内容にもとても惹きつけられます。
男として誰に感情移入するか、
女として誰が一番好みか、
そんな楽しみ方もあるでしょう。
大竹はやっぱりエミール・ハシュー演じる“ジェイ”ですね。
だけど母親思いで心の奥はすごく優しい。
家賃の調達に困って苦しい毎日。
スケボーは大好きだけれど、他の仲間とは違い、なかなか成功の道には届かない。
そして何かを決意したかのように、
肩まで伸びていたブロンドヘアーに鏡の前でバリカンを当てる。
坊主頭になるシーンはとても辛い。
しかし、どこか清々しいジェイの顔。
人間として一皮むけた彼を観て、心動かされました。
そんな「Z-BOYS」にはなんと!
久保祥吾さん。
54歳という若さでお亡くなりになられたのですが
スケートボードのレジェンドとして、
アメリカでは、かなり有名です。
この映画で登場する“Z-BOYS”が着こなすファッションは、まさに現代のスケートファッションのベースとなっているスタイルです。
長髪のブロンドヘアーにVANSのAUTHENTICのスニーカー。シンプルなデザインのTシャツにリーバイスの「517」デニム。そして、スケートボード。かなりイケています。
男なら誰しも一度は“スケーターファッション”に憧れを抱くはずです。
地元の友達とスケボーすっ飛ばして、
くったくたになるまで遊んで、
煙草を吹かして、
そんでもってあのお洒落な服装。
かっこいい。かっこよすぎる。
映画の観すぎでしょうか。
さらには、劇中に流れる音楽もイケている。
ブラック・サバスやジミヘンの曲は、きっと心に熱い燃料を注いでくれます。
カリフォルニアの空気をたっぷり吸いこんだ作品となっていますので、スケートカルチャーやカリフォルニアスタイルに興味がある人は押さえておきたい一本です。
不潔で汚らしくて、汚らしい言葉も散々吐き捨てるし、勝手に他人の敷地の中入るし、友達の彼女と寝てしまう。
でも、毎日仲間と空っぽのプールで描くスケートボードの放物線は、そんなことどうでもよくさせてしまう。
青春時代に何かを一緒に成し遂げた仲間は一生物だと思います。ファッションだけでなく、友の大切さを教えてくれる作品です。
どんな大人も言うように、若いうちにバカやって恥をかけ。21歳になった大竹ですが、もう少しだけバカやりたいなと、この映画観て思えました。
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