Choose Life『トレイン・スポッティング』

大学生の特権により、もう少しだけ夏休みの大竹です。


皆さんは今年の夏休みは如何でしたか?


大竹の2018年夏休みは、これまでアルバイトで稼いだ貯金を切り崩し、

ロサンゼルスへ一人旅に行ってきました!


写真はパラマウントスタジオで『フォレスト・ガンプ』の椅子に座らせて貰ったものです。出川イングリッシュで挑んだ一人旅でしたが、

映画スタジオ巡りハリウッド散策USAバッチリ満喫してきました。


今回のロス1人旅で大竹がで痛感したことは、

「無茶をしてでも自分のやりたいことをやるべき!」ということです。


他にも使い道があったはずの貯金や、全く扱えない英語でしたが、それでも憧れのハリウッド旅行という『経験』のために無茶してきました。学生のうちは、もっと無茶して(時には失敗も)多くのことを学ぶ精神です。

やりたいことはやる!(勿論旅行に行くためのお金は我慢してバイト頑張りました。)



さて、では皆さんに質問です。


「皆さんは人生で何を選びますか?」


仕事、家族、大型テレビ。洗濯機、車、CDプレーヤー。健康、低コレステロール、保険。固定金利の住宅ローン、マイホーム、友達。レジャーウェア、ローンで買う高級なスーツとベスト、暇つぶしの日曜大工。くだらないクイズ番組、ジャンクフード、みじめな老後。ガキにも疎まれる将来。


このオープニングで始まる映画といえば、そう、

『トレインスポッティング』です。

「おしゃれな映画ってなんだと思う?」

「うーんやっぱりトレスポかな!」

このやりとりを何度聞いてきたことでしょうか。おしゃれサブカル映画の金字塔「トレインスポッティング」。みんな知っていようが、王道すぎると言われようが、でもやっぱり最高にイケてるんですよね



また、ファッション以外にも学べることが、『人生の歩み方』です。


人それぞれに価値観は異なるのは当たり前。

貯金、車、健康志向、どれも素晴らしいことですし、推奨されるべきです。

しかし、明日何らかの事故で死ぬかもしれない。なら、目の前の快楽を求めて何が悪い!


と、まあ、好き勝手やってる男達なんです。

(コバさんのダメ男特集に出てくる勢いですね。)


それでも、この映画を観ることで、人生観がコロッと変わるかもしれません。

大竹は変わりました。

本当に大切なものは何なのか、

何を考えて人生を過ごすべきなのか、

反面教師にして観て頂きたいです。



もちろん一番の注目はファッションです!



『トレインスポッティング』

Trainspotting イギリス映画 R-15指定 1996年製作

監督 * ダニー・ボイル

キャスト * ユアン・マクレガー、ロバート・カーライル、ジョニー・リー・ミラー、ユエン・ブレムナー、他

<あらすじ>
ヘロイン中毒のレントンは不況に喘ぐスコットランドのエディンバラでヤク中仲間と怠惰な生活を送っていました。人の良いスパッド、モテモテでジャンキーのシック・ボーイ、アル中で喧嘩中毒のベグビーらと悲惨な現実を前にしてもドラッグやナンパ、軽犯罪やクラビングを繰り返す毎日。そうこうするうちスパッドが受刑者となりレントンは何度目かのドラッグ断ちを決意。必死の麻薬治療を受けた彼は、ひと旗揚げようとロンドンで仕事を見つけ真っ当な生活を目指します。しかし、未だ更生しないベグビーらがそんな彼を追いかけて来て…。


アーヴィン・ウェルシュの同名小説の映画化です。スコットランドを舞台に、ヘロイン中毒の若者達の日常が斬新な映像感覚で生々しく描かれています。


製作本国イギリスを中心とするヨーロッパはもとより、アメリカ、日本でも当時大ヒットとなったそうです。

そして、当時まだ無名だったユアン・マクレガーの出世作でもあります。


『スター・ウォーズ』では誠実なジェダイ騎士だったマクレガーが、今回はヘロインでぶっ飛びます。ふり幅の癖がすごい。(千鳥風)


ドラッグとヘロイン、ワル仲間に90年代ファッション、映画とマッチしている音楽。

ポップで破滅的、愉快なアンダーグラウンドの青春映画の金字塔『トレインスポッティング』。


この映画の注目すべき所は、そう!

90年代の“ブリット・ポップ”ファッション!


はて、ぶりっとぽっぷ?なんぞや?

聞きなれない言葉ですね。

この“ブリット・ポップ”ファッションというのは、
いわゆる「ヴィンテージ&ナードっぽい=ダサかっこいい」
という感覚のアイテムが多く、
今もファッション界やロック界で続いている
「古着屋シック」のファッションです。
ロック界だと、OasisやPulpですね。
(大竹はOasis大好きです)

このブリットポップを牽引したミュージシャンたちも、

ジャージをファッションとして着こなしています。


元々は「金のない英国の学生層」がオシャレをしたい時に愛用していた古着屋が、

そのまま「時代を象徴するシグニチャー・ルック」になったそうです。

当時の英国に対する反骨精神の象徴のような意味合いもあったそうです。


そんな90年代の流行を作り上げたのがまさにこの

『トレインスポッティング』といっても過言ではありません!


独特なファッションは決して皆におすすめできたものではありませんが、

観なければファッションは語れない、そんな作品です。


みんな小汚いジーンズを履き、

NIKEのジャージを羽織り、

スニーカー、
主人公レントンは坊主頭。
しかもピチピチのTシャツにジャージ…。

一歩間違えれば確実にダサくなるファッションですが、

若く細いユアン・マクレガーが着るとなんだかかっこよく見えるから不思議です。


中でも注目すべきなのは、レントンのクローゼットです。

おしゃれな映画の登場人物たちは大抵同じ服を劇中で着ないものですが、


レントンのファッションを見るときちんと着まわしていることがよく分かります。

ここでは、レントンのクローゼットの中身を確認できるだけリストアップしてみましょう。


Tシャツ

•裸の女性がプリントされている黄色いTシャツ(1番レントンがお気に入りと思われる)

•シンプルな白Tシャツ

•緑のロングTシャツ

•柄がミックスされたロングTシャツ


ボトム

•ブラックデニム

•ブルーデニム


スニーカー

•白のコンバース

•赤のラインが入ったスニーカー


ジャケット

•ブラウンのスタジャン

•デニムジャケット

大学生でお金のない自分たちにとって、このレントンのクローゼットはまさにお手本。

是非注目しながら観て下さい!



レントンたちのようにクスリや盗みは勿論した経験した事は勿論無いけれど、作品の根底に流れる現実逃避への願望は、なんだか強く共感しました。


でも、やっぱりそんな不条理な世界にもちゃんと向き合わなければならない。そんな世界から一見逃げたようで、一所懸命戦ったレントンのラストシーンを観れば、きっとそんな事を学べるはずです。無茶苦茶な彼らが何かを教えてくれます。


そしてなんと、『トレインスポッティング』の続編として、

『トレインスポッティング2』が出ています!

大竹はまだ観れていません。

果たして登場人物たちはどんなスタイルに身を包んでいるのか、

レントンはピチピチTシャツがまだ入るのか・・・早く観なければ!。

少し無茶して夜更かしですね。皆さんよい夜を。

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