『モリのいる場所』レビュー 【えいじ】
とうとう開幕しましたね!
記念すべき自分の一回目のレビュー
(^ ^)
よろしくお願いします!!
まだまだ体力が有り余ってる状態!
2日目の一本目はこの作品!!
🇯🇵Japan now🎌
【モリのいる場所】
監督 沖田修一
出演 山崎務 樹木希林
あらすじ・感想
明治から昭和にかけて生きた実在の画家「熊谷守一(モリ)」彼の30年間ほとんど家の敷地から出ることなく、庭の生き物を観察して描き続けたという伝説をもとに、モリ94歳とその妻秀子76歳の夫婦が、家から出ていないけれどなぜだか熊谷家に集まる人々のとある1日。
実在の画家、モリを中心としているとはいっても画家としての部分ではなくとある1日だけを1本の映画にしている作品なのですが、1日の中で全て起きたのかと思うほど凝縮されたストーリー。
庭の中で完結し時が止まった世界と、その外の凄まじい勢いで時が流れている世界。
敷地内の池に向かうほんの十数メートルの庭内で草花の変化に気づき、小石の存在に違和感を覚え、蟻の行動に興味を持ち、それらを観察しているうちに結局池に辿り着かず戻ってしまう。このように誰もが気にも留めないようなことに注視して保っていた世界がさまざまな来訪者によって変わっていく。二つの世界を通して、インターネットの発達した現代では便利になりすぎて気にしても仕方のないことでも自然と入ってきてしまうと思うのですが、足元の小さな変化、きっかけに今の時代だからこそ、「時代遅れ」でいいじゃないか、マイペースで無理をしないで1日を過ごす勇気をいただける作品だと感じました。
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