『キツツキと雨』レビュー【えいじ】

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【キツツキと雨】
監督 沖田修一
出演 役所広司 小栗旬 高良健吾 臼田あさ美 古舘寛治

あらすじ・感想
のどかな山村で木こりをしている主人公の克彦、そこに突然現れた新人監督の幸一の率いる⁇ゾンビ映画の撮影隊。先輩である撮影スタッフに意見が言えず現場をまとめることのできない気の弱い幸一の撮影隊に巻き込まれいくなかで、克彦とのやりとりを通して幸一の成長と克彦と息子である浩一との関係の変化が、木こりと映画監督の交流をきっかけに進んでいく。

不器用な木こりのおじさんと不器用で弱気な映画監督。普通なら交わることのない職業の、しかも親子ほど年齢が離れている2人の、息が合っていないようであっているような、なんとも言えないかけあい。
克彦と幸一(小栗旬)の親子ではないからこそ口に出して伝えられること、克彦と浩一(高良健吾)の親子だからこそ口に出せなくて衝突してしまうこと。けれでも親子だからこそ言葉を必要としないで伝わることもある。
不器用だけれど憎めない、男の関係に男性なら感情移入してしまう作品です。

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