『鈴木家の嘘』レビュー【こばん】

さて、コバヤシの4日目、2本目!

🎥日本映画スプラッシュ🎥
🇯🇵『鈴木家の嘘』
監督▶︎野尻克己
出演▷岸辺一徳 原日出子 木竜麻生 加瀬亮 岸本加世子 大森南朋
【あらすじ・感想】
ある日突然、この世を去った鈴木家の長男・浩一(加瀬亮)。ショックのあまり記憶を失った母(原日出子)のため、遺された父(岸部一徳)と長女(木竜麻生)は「浩一は引きこもりをやめてアルゼンチンで働いている」一世一代の嘘をつきますが…
浩一の自殺というショッキングなシーンから始まる今作。目を覆いたくなるようなオープニングであり、当然重いテーマではあるのですが、娘や父、母の弟らが嘘をつき通すために奔走する姿がコミカルに描かれてるのがこの映画の大きな魅力です。とにかく登場人物が愛おしい。自殺をめぐる物語なのに、いつのまにか劇場が温かい笑いに包まれていて不思議な映画体験でした。
本作の監督は、数々の映画で助監督を務めてきた野尻克己さん。ご自身の経験をもとに、脚本も自ら手掛けておられます。
有名お笑い芸人の発言によって、改めて注目されている「自殺」を巡る問題。11月には劇場公開も控えておりますので、この映画が少しでも多くの人に広がることを願っています。

次回上映は
10/31 [WED] 13:55-

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