『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』レビュー【こばん】

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🇯🇵 新作公開記念!!

『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』上映会 & THUNDER STORM SESSION DJ Party!!! Presented by DJ KOO

監督▶︎菱田正和

【感想】

2018年10月30日、ダメ男・コバヤシは新世界を発見しました。その世界の名は、「キンプリ 応援上映」。

全身の毛が逆立つような圧倒的覚醒を経て、コバヤシは進化しました。一皮剥けました。いや十皮くらい剥けました。

僕の歴史に確実に1ページを刻んだ衝撃体験を少しだけご紹介いたします。

会期中何度となく足を運んだEXシアター。しかし会場に入った瞬間、僕は明らかにこれまで吸ったことのない空気を感じました。シアターを埋めつくす女性の方々の熱気。会場のアナウンスに行儀よく返事する声の響き。そして虹色に輝くサイリウム。

女性陣に囲まれ戦々恐々としながら僕は席に着きました。声優の方々とDJ KOOさんの舞台挨拶を終え、上映開始。

応援上映の心得を示す映像にもコールが入るのですが、毎度毎度付いて行けず、どう振る舞えばいいのか不安に。今この瞬間にでも逃げ出したい衝動に駆られます。

しかし一瞬の暗転ののち、制作を手がける会社のロゴが出た瞬間、僕は一気に世界に引き込まれたのです。

「タカラトミーアーツゥゥウ❤️❤️❤️ありがとぉぉぉぉお❤️❤️❤️❤️❤️」

「エイベックスゥゥウ❤️❤️❤️ありがとぉぉぉぉお❤️❤️❤️❤️❤️」

衝撃。あまりの衝撃。僕は不意に目元が熱くなるのを感じました。

映画への愛を自負してきたコバヤシ。

しかし未だかつて制作プロダクションに感謝したことがあるだろうか。配給会社に感謝したことがあるだろうか。

ここにいる方々は、キンプリを愛するあまり、キンプリに携わる全ての人々に感謝をしている。こんな素晴らしい空間があるでしょうか。コバヤシはこれまでの自分を恥じました。

そこからはもうキンプリの世界に浸るばかり。脳が麻痺し、よく覚えていないところもたくさんあります。不勉強ながら過去のキンプリを観ておらず、登場人物の関係が分からなかったためストーリーがわからないところも多々ありました。しかしそんなのノープロブレム。雰囲気だけで充分楽しめるのがキンプリなのです。

感動したのは、瞬間瞬間に入れられるコールには決まっているところもあれば、決まっていないところもあるということ。

それはまさしく、コールがお客さん一人一人によって作られてきた証拠。まだ決まっておらずバラバラなところも今後固まっていくのでしょう。「キンプリの応援上映」という新たな伝統芸能が作り上げられている瞬間を目の当たりにするのは感動的なものがありました。

上映が終わってしまった時には寂しささえ感じました。まだこの世界にいたい。あいらぶキンプリ。応援させてくれ。

そしてコバヤシは上映後、学生応援団メンバーに会い、こう言ったのです。「今度一緒に応援上映行こうや」

鑑賞者 :こばん

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