コンペティション部門審査委員 南 果歩さんにインタビュー!
コンペティション部門で審査委員を務められた南果歩さんにインタビューさせていただきました!
Q今回の映画祭のテーマが「映画の未来開拓」。若い映画人に向けて映画の未来を開拓するためのメッセージをお願いします。
南 果歩さん:次世代の方に映画界に入ってきて欲しい。夢や希望を持って。ものを作ることが好きでお芝居の世界に入った。3.11の時に実際に被災地を回った。直接被災されてる方と話した。彼らは、情報が必要だからニュースなどメディアをよく観ていた。その時に言われたことが、「映画やドラマに出てください」だった。自分の仕事が世の中の何の役にも立ってないと無気力になっていたけど、実際に被災された方の声を聞いて、人は映画やドラマやお芝居など、物語が生きていくために必要なんだと思った。だからこそ、希望を失ってる人たちの役に立てているということを初めて知った。その後からは、自分の仕事が目には見えない、誰かはわからないけど、必ず誰かと繋がっているという感覚を得ることができた。大きな収穫だった。物語の中の世界だけど、生きていくことに疲れている人にとっては、物語の力は明日への活力になると信じている。
人が生きていくために、きっと必要な「物語」の力を信じること。
私たちは若い世代はにとって大切なことはその信じる力なのかもしれない、
と感じました。
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