ダメ男と東京国際映画祭。
どーも、コバヤシです。
昨日、9月25日、東京国際映画祭のラインナップ発表記者会見が行われ、学生応援団も参加してきました!!!
公式ホームページにも上映作品が載っているのでこちらをクリックしてください。
この時期になると、いよいよTIFFシーズンに入ってきたなあと気合いが入ります。が、、、、
上段右から二人目がコバヤシ、他のメンバーに比べてどことなく元気なさそうな顔。
(まあデフォで元気なさそうな顔ではあるんですけど)実を言いますと、コバヤシ、裏の仕事で少しミスをしまして、意気消沈してるんすね。リアル・ダメ男っぷりを発揮してしまいましたが、無事、記者会見を乗り越えられて、ほっとしております。
さ〜て、記者会見でも改めて発表されましたが
今年の注目企画は
Japan Now 部門「映画俳優 役所広司」
(これが詳細だ→)https://2018.tiff-jp.net/news/ja/?p=48955
アニメーション特集「アニメーション監督 湯浅政明の世界」
(よっしゃ詳細→)https://2018.tiff-jp.net/news/ja/?p=48960
ですよね!!!
つーことで、ダメ男コラムの最終回は
役所広司主演作品「キツツキと雨」
湯浅政明監督作品「夜は短し歩けよ乙女」
の豪華二本立てで締めくくりたい。
今回はネタバレも深掘りもしません!!!
注目ポイントのみ紹介します!!!
ので!!!
このコラムをサクッとと読んで東京国際映画祭にGOしましょう。
いいですか。
東京国際映画祭にGOするんです(圧)
それじゃあ、最後のダメ男たちをみていきましょう。
○ダメ男の映画作り。
◇ 監督 沖田修一
◇ 出演 役所広司 小栗旬 高良健吾 臼田あさ美
あらすじ
山村で林業を営む岸克彦(役所広司)は、妻に先立たれ無職の息子・浩一(高良健吾)と二人で暮らしていた。しかし働かずダラダラと過ごしている息子とは喧嘩になる事がしばしば。妻の三回忌を間近に控えたある日、ゾンビ映画の撮影隊と出会い、ひょんな事から映画撮影の手伝いをする事になってしまう。25歳の新人映画監督・田辺幸一(小栗旬)の気弱な態度に苛立つ浩一だが、徐々に撮影の面白さに引き込まれていく。
ゾンビ映画作りと言えば、思い出されるのは今年大旋風を巻き起こしている「カメラを止めるな!」ですが、この「キツツキと雨」も負けず劣らずの素晴らしい作品。
7年前の第24回東京国際映画祭のコンペティション部門に選出され、審査員特別賞も受賞しています。
この映画の注目ポイントは
ダメ男の交流
です。
今回は少し、主人公二人である幸一と克彦についてご紹介します。
まず幸一(小栗旬)。奴はとんでもないダメ男です。
彼は25歳で映画監督デビューしている、超恵まれた人。
なのに自分に自信がなく、克彦に監督だと認識されないほど、現場でリーダーシップを発揮できない。ついには、プレッシャーに押しつぶされ、現場逃亡までしてしまうダメ男っぷり。助監督演じる古館寛二さんがブチギレながら「映画を撮れるってのはなあ、幸せなことなんだよ!!!」というシーンには、映画を作っているコバヤシも大きくうなずかずにはいられません。
そして克彦(役所広司)。彼は木こり一筋で生きてきた、少しぶきっちょな男。奥さんを亡くした後、息子と関係をうまく築けず悩みを深める男親としての側面もあります。口数ご少なく、自分をうまく表現できないところのある、チャーミングなダメ男です。
最初は撮影に巻き込まれて不機嫌な克彦ですが、仕事仲間に「映画出るなんてすげえじゃん、克彦さん!」とほめられたせいで嬉しくなり、どんどん映画にのめりこんでいきます。その無邪気な様は、世の女性をキュンキュンさせること間違いなし。
映画を作りたくて監督になった幸一は映画から逃げ、「映画何それ美味しいの?」な克彦が映画にのめり込んでいくというが何とも面白いですよね。
映画制作を通じて、ダメ男克彦とダメ男幸一が、どのような関係を築いていくかは
東京国際映画祭でご覧下さい!
一つ言えるのは、【ダメ男×ダメ男=ダメ】なんてことはないってこと。
きっとこの映画を観たあと、涙目であんみつを食べられる店を探す羽目になるので、あんみつ屋を事前に調べておきましょう。
○ダメ男は外堀を埋めてばかり。
◇ 監督 湯浅政明
◇ 脚本 上田誠
◇ 原作 森見登美彦
◇ 出演 星野源 花澤香菜 神谷浩史 秋山竜次
あらすじ
1年前から同じクラブの後輩である「黒髪の乙女」に恋をしている「先輩」は、彼女という城の外堀を埋めるべく日々彼女を追い掛け、なるべくその目に留まろうと「ナカメ作戦(なるべく彼女の目に止まるの略称)」を実行していた。しかし、その「黒髪の乙女」はなかなか「先輩」の想いに気づかず、好奇心のままに夜の先斗町を歩んでいった。2人はそれぞれの場所で奇妙な人達と出会う。酒の席、古本市、学園祭と、二人それぞれが不思議で奇抜な長い夜を過ごすこととなる。
さて。いよいよ満を持しての「夜は短し歩けよ乙女」です。コバヤシが三ヶ月前に地味ハロウィンをしていた黒歴史はさておき、無事この作品を扱えて嬉しい限り。
この映画で注目していただきたいのは、「ナカメ作戦」。
ナるべく
カのじょの
メにとまる
作戦
「先輩」はナカメ作戦によって彼女の心の外堀を埋めることしかせず、決して心の中心に攻め込むことはしないのです。
「永い言い訳」の幸夫や「her/世界でひとつの彼女」のセオドアも、自分が傷つくことから逃げていました。
今回の主人公、「先輩」も傷つくのが怖いから絶対自分から中心部に攻め込むことはしない。永久に外堀埋め続けるんです。
心を閉ざし、永久外堀埋め立て機と化した「先輩」の末路とは!?
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