【学生応援団の気になるこの3本】高林編

ついについに、明日から始まります。東京国際映画祭。

今年の6月から約半年間、映画祭に向けて活動を行なってきましたが、明日から本番ということで、楽しみなような寂しいような、、、

私たち学生応援団の思いもたくさん詰まった映画祭の魅力はまだまだあるので、ギリギリまで全力でお伝えしていきたいと思います!


さて、学生応援団の気になる作品紹介、7人目は高林が務めさせていただきます

早速紹介していきます!

①サラとサリームに関する報告書

ワールド・フォーカス部門

〈あらすじ〉
西エルサレムでカフェを営むイスラエル人女性サラと、東エルサレムから毎日品物を届けにカフェを訪れるパレスチナ人男性サリーム。互いに配偶者と子どもを持つふたりは一線を越えて、秘密の情事を重ねる間柄になってしまう。
やがて不審に思った警察が動き出してそれが発覚し、サリームはテロリストの疑いで投獄されるとともに、互いの家族も崩壊の危機を迎える。パレスチナの支援団体はサリームを英雄と称えるキャンペーンを展開する。


世界各国・地域の映画祭受賞作や話題作、あるいは有名監督の新作から、日本公開が未決定の貴重な作品を取り上げるワールド・フォーカス部門からは、こちらの作品。

民族を超えたW不倫という、とっても大胆な設定の究極なラブストーリーのイスラエル映画となっております。予告編を観ていただければ伝わるかもしれませんが、音楽が少なく印象はとても静かなのに、画面に映るシーンひとつひとつからサラとサリームの壮絶な大恋愛が強く、情熱的に伝わってきます。この部門はからは、TIFF開催後に半数以上の作品が日本公開が決定しています。ぜひ注目してみてください!


10月29日(月)14:45〜 ◎

11月2日(金)19:10〜 △


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②ブラ物語

コンペティション部門

〈あらすじ〉
鉄道運転士のヌルランは定年退職前の最後の乗車となるバクー行きの列車を運転している。
目的地近くを走行中に、物干しロープから外れた青いブラが列車に引っかかった。ヌルランは退職後の孤独から逃れるため、自発的にこの可愛らしい下着の持ち主を探し出す決意をする。

線路沿いの全部の家を訪ね、女性たちがそれぞれの事情を持ちながら極めてプライベートな領域に彼を招き入れてくれたが、彼女たちの亭主には気付かれずに済んでいる。

状況が難しくなればなるほど、全女性にこのブラを試させようと決意を固めたヌルランはクリエイティブな方法を次々と編み出していく。


映画祭の最優秀賞を競うコンペティション部門からは、まずはこの1本。

こちらの作品、一番の特徴は「無声映画」ということです。セリフがないということは、役者さんの表情や体の動き、演出や音楽などがとても重要となります。普段映画を観るに当たって気にならなかったところが気になったり、気づかなかったことに気づいたり、、

この映画を観れば、またひとつ自分の映画の見方に新しい発見が生まれること間違いなしです!少し大人なノスタルジックなファンタジーの世界を、この機会に味わってみてください。


10月31日(水)16:55〜 △

11月1日(土)21:30〜 △


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③ザ・リバー

コンペティション部門

〈あらすじ〉
カザフスタンの田舎の村に一家には5人の息子がいる。東洋の伝統に従い、長男のアスラン(13)が父親の世継ぎとして全ての仕事を任され、権限を与えられている。
ある日、アスランは弟たちを連れて川に泳ぎに行く。幸せなひととき。だがそこから人生は一変する。いとこだと名のる男カナトが突然現れ、一家の安定した暮らしが大きく崩れ始める。


同じくコンペティション部門から、2本目はこちらの作品です。

映像がとにかく綺麗で、水彩画を鑑賞しているかのような優しいタッチが特徴です。監督は初めての長編作品ながら、ベルリン映画祭のコンペティション部門で見事受賞を果たすという大注目の監督です。カザフスタンを舞台にある家族のめまぐるしい変化が描かれたヒューマンドラマとなっています。


10月26日(金)13:35〜 ◎

10月28日(日)10:55〜 ◎


気になる作品は見つかったでしょうか?わたしは今回コンペ作品から2作品ピックアップしましたが、コンペ作品は映画祭の軸となるとても大切な部門です。この機会でしか観れない作品ばかりとなっておりますので、是非是非、観に来ていただきたいです!!


それでは、明日から始まる東京国際映画祭、会場でお待ちしております!

最後を飾るのは、期待のルーキーおがわりなです!

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