『うなぎ』レビュー【かめちゃん】
亀井、今年度初の邦画です!
日本の誇る名作をレビューします✏️
🎥JAPAN NOW「映画俳優 役所広司」🎥
🇯🇵『うなぎ』
監督▶︎今村昌平
出演▷役所広司、清水美砂、倍賞美津子、小沢昭一、市原悦子
【あらすじ・感想】
「だから『うなぎ』なのか!」
鑑賞後には、誰しもこう思うはず。タイトルはご存知の通り、本編にも何度も登場してくる「うなぎ」が、最後にこの物語を綺麗にまとめあげてくれます。
サラリーマンの山下(役所広司)は、愛する妻が不倫をしている事実を知り、怒りを抑えられず殺してしまいます。
8年後、彼の身は仮釈放となり、かつて飼っていたうなぎとともに都会から離れた静かな場所で、ひっそりと理髪店を開業します。
ある日山下は一人の女性と出会い、一緒に理髪店を営むことになります。彼女の優しさ溢れる姿から、山下の周りにも次第に人が集まってくるのでした。
しかし彼女には何か秘密があるよう。そして山下の過去も、明らかになっていくのでした…。
1997年公開作品。亀井、一歳です。
ちょうど僕たち大学生が生まれるちょっと前か生まれてすぐの頃、カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞しました。
静かな生活と不穏な雰囲気が、次々と交錯していきます。自分の全てを明らかにしない2人の微妙な距離感が、ぎこちなく、それでいて思いやりと愛があり、観ていてもどかしい気持ちにならずにはいられません。
役所広司さんの話によると、本作の原作タイトルは『闇にひらめけ』ですが、今村昌平監督は映画のタイトルを『うなぎ』にすることに相当こだわったそう。
その理由は、映画を観ればきっとわかりますよ💡
鑑賞者: かめちゃん
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